なぜ?このストレッチ方法が人間関係に関わるのか?と思う人も多いかと思います。私もこのストレッチ法を知って数年経ちますが、初めて知った時は本当に驚きました。ただ、身体を動かす事、それ自体は非常にポジティブな行動であるのには間違えありません。その一つ一つに意味が込められているのがヨガで、ヨガで言う瞑想というのは、何気ないストレッチでも、深い意味があるということになります。自分の人生にポジティブな変化をもたらすために是非一緒にやってみましょう!
もくじ
橋のポーズ(セツバンダサルヴァンガーサナor セツバンダアーサナ)の意味
このポーズは、人間関係を修復するための象徴的なポーズと言われています。何故ならば、このポーズは上手くいかないと感じる相手に対する怒りや後悔の気持ちを落ち着かせて、慈悲(じひ)、許し、繋がり、の意識へと橋渡ししてくれるからです。そして、その相手に次会う時には、思いやりを持って振る舞うことが出来るだろうということです。人間関係の力学をシフトさせる第一歩であると言えます。
橋のポーズの健康的・美容的効果
肩、背中、太ももの筋力を高め、腰痛改善します。また、腹部内臓と腎臓の機能を整えます。
さらに胸を開いて深呼吸するため肺機能の強化にも繋がります。
美容的には、お尻と太ももを引き締められて、背骨をしなやかにします。肩こりにも効果的です。
リセット・修復…という願いを込めて体を持ちあげる
身体を持ちあげる前に、改善したいと思う人間関係についても考えてみましょう。職場や学校で苦手に思う人かもしれないし、疎遠になりつつある人なのかもしれません。ネガティブな感情に流されるのではなくて、相手と自分の間に橋をかけてくれるような建設的な想いを持ちましょう。体と骨を使って穏やかで平和な橋をかけるようなそんな願いを持つことです。ここでは決してイライラしません。
思いやりを持って橋の向こう側にいる相手のことを考えて呼吸をし続けます。吸う息と吐く息で橋はどんどん強化されていきます。呼吸が深まるにつれて人間関係が修復されていくことをイメージします。
橋のポーズを作ってみましょう
1、あお向けの状態でリラックスし、両ヒザを立てて、足の裏を床に付けます。両足同士を平行にして、肩幅程度まで広げて置きます。
両腕は真っすぐに伸ばして、手のひらを床につけ、指先もしっかり伸ばしておきましょう。
2、息を吸いながら
お尻をキュッと締め、だんだんと上に持ち上げていきます。足の裏はしっかりと床を押さえて、お尻が胸の方向へ向かって、上がって行くような意識をします。
3、両手をお尻の下で握手させて、両方の肩甲骨 同士を寄せあいます。
肩はリラックスして、胸は上に向かって大きく開き、この勢いでもっとお尻を上へ上げます。
アゴは引いて、首筋は伸ばします。
太ももは締めて、膝が開かないように内側へ力をかけます。
このまま5~10呼吸ほど、深い呼吸でキープしましょう。
最後に…
足でしっかり床を踏み、首と頭で床をまた抑える感じで、一時的に自分がロックされた感覚になります。普段の生活で一番天井に近いところまで来ない部位であるお腹を突き出す事で、腹に閉まっていた納得出来なかったことを手放す感じがしました。それが、ヨガの瞑想では、人との関係であり、腰を下ろしに床に戻って来た時は確かにホッとする感覚を味わえます。これをやることによって、「さっきまで悩んでいた事が小さなことだった」と思える様になったら良いですよね!是非、やってみてください。